🚗 ミライズエネチェンジの民事再生を見て思ったこと。
普通充電がビジネスとして難しいと感じた理由まとめてみた。
最近、「ミライズエネチェンジ株式会社が民事再生手続開始を申立てた」というニュースを目にした。
EV充電の会社がこうした状況になるのは、いろいろ背景があるのだろうけれど、自分がこれまでEVで旅行したり、スーパーやホテルで普通充電を使ってきた中で、なんとなく思い当たる部分もあった。
ここでは、あくまで個人的な体験から感じたことをまとめてみる。
普通充電は稼働率が上がりにくいと感じた
普通充電(6kW)の場合、
1日のうち2〜3時間くらい誰かが充電している状態で、
ようやく稼働率10%を超える計算になるらしい。
ただ、実際に使っていると
・宿泊客は1〜3時間で必要な分が入ってしまう
・満充電後は電流がほとんど流れない
・うりあげEVで来る人自体がまだ多くない
といった状況が多く、
「普通充電で10%を超えるのはなかなか難しそうだな…」と感じる場面が多かった。
土日だけ利用される場所はさらに厳しそう
ホテルや観光地の普通充電は、
平日はほとんど使われず、
土日に少し使われる程度というケースもあった。
仮に土日に3時間ずつ使われたとしても、
1週間全体で見ると稼働率は数%程度。
こうなると、設備費や電力の基本料金を回収するのは
かなり大変なのかもしれない。
電力契約の制約で出力が落ちることがある
実際に旅行中に気づいたのが、
6kWの普通充電器が複数台ある場所でも、
4台分あるところに3台充電すると、
3台目から3kWに落ちるケースがある。
これは、その施設の電力契約の上限が
複数台同時に6kWを出すほど確保されていないためらしい。
利用者としては「遅いな…」と感じやすいだけではなく、
契約プランによっては損している状態になっている。
結果的に利用が進みにくいのでは、と思うこともあった。
駐車スペースの運用が難しいと感じた
【スーパーの場合】
スーパーでは「ガソリン車もOK」と書かれている場所もあって、
実際にガソリン車が停まっていて使えないことがあった。
【ホテルなどの宿泊施設の場合】
ホテルの充電設備では、
ホームページには「誰でも利用可」と書かれていたのに、
現場では「宿泊者専用です」と言われてしまい、
少し戸惑ったこともあった。
また、使用する場合は氏名、年齢、住所、電話番号など、
かなりの個人情報を記入するよう求められる場合もあった。
こうした案内と運用のズレがあると、
利用者としては使いづらく感じることがある。
設置や維持のコストが重そう
普通充電器でも
・本体価格
・工事費
・電力の基本料金
・メンテナンス費
などがかかるらしい。
稼働率が低いままだと、
こうしたコストを回収するのは簡単ではなさそうだと感じた。
まとめ(あくまで個人的な感想)
ミライズエネチェンジの民事再生のニュースを見て、
自分がこれまで普通充電を使ってきた時の体験を思い返すと、
普通充電のビジネスが難しいと言われる背景には、
こうした複数の要因が重なっているのかもしれないと思った。
・EV利用者がまだ多くない
・実際の充電時間は短い
・土日だけの利用では稼働率が上がらない
・電力契約の制約で出力が落ちる
・駐車場の運用が難しい
・設置・維持コストが重い
もちろん、これはあくまで自分の体験から感じたことにすぎないけれど、
普通充電のビジネスが簡単ではなさそうだと感じる場面は多かった。