JTが『防衛銘柄』っぽく見えてきた!ゆる〜く思ったこと。
JT(日本たばこ産業)って、一般的には
「景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄」
という扱いをされることが多い。
でも、ロシア市場での存在感や、日本政府との関係、
欧米企業が撤退した後の立ち位置なんかを冷静に見ていくと、
「これ、ディフェンシブどころか“防衛銘柄”っぽくね?」
という感覚が出てくる。
以下、その理由をまとめてみた。
JTはロシアでトップシェア(約35%)の巨大プレイヤー
JT(正確にはJTI)はロシアで圧倒的に強い。
・シェア約35%
・Winston、LDなどが国民的ブランド
・ロシアの紙巻たばこの3本に1本以上がJT製
ロシア市場はJTにとって最大級の稼ぎ頭で、
経済的にも政治的にも無視できない存在になっている。
ロシアは喫煙率が高く、軍隊はさらに高い
ロシア全体の喫煙率は約33%。
男性に限れば50%前後と言われている。
さらに軍隊はストレス・寒さ・長時間待機などの環境から、
喫煙率がさらに高くなる傾向がある。
戦場ではタバコが
・ストレス軽減
・休憩の合図
・コミュニケーション手段
・寒さ対策の心理的効果
として機能するため、
タバコが無いと士気が落ちるのは自然な話。
需要が落ちにくいどころか、
戦時下ではむしろ“安定需要”になりやすい。
欧米企業が撤退した中で、JTはロシアに残った
ウクライナ侵攻後、多くの欧米企業がロシアから撤退した。
しかしJTは事業を継続。
その結果:
・競合が減り、JTのシェアがさらに強固に
・ロシア政府は“残った企業”を優遇
・供給面でも安定した扱いを受ける
つまり、JTはロシア国内で
政治的にも経済的にも重要な企業になっている。
日本政府がJT株の約33%を保有している
JTは“半官半民”の会社。
日本政府(財務省)が大株主。
ロシア側から見れば、
「日本政府が後ろにいる企業」
という扱いになる。
ロシアにとっては、
「撤退しない」「供給が安定」「政府が後ろ盾」
という三拍子が揃った企業は貴重。
つまり、JTは“外交上の防衛銘柄”っぽい立ち位置になっている
ここまでの構造をまとめると、
・ロシアでトップシェア
・軍隊含め喫煙文化が強く、需要が底堅い
・欧米撤退でJTの存在感が増した
・日本政府が大株主で、外交的な意味もある
・ロシア政府は“残った企業”を優遇
これらが重なって、
JTはロシアとの経済的な接点を維持する“戦略的企業”のような立ち位置になっている。
もちろんJT自身は防衛企業ではない。
ただ、構造的に見ると
「ディフェンシブ銘柄」よりも「防衛銘柄っぽい性質」を帯びている
というのが現実。
まとめ
・JTは一般的にはディフェンシブ銘柄
・でもロシア市場での立ち位置を見ると“防衛銘柄っぽい”
・ロシアでトップシェア、軍隊含め喫煙文化が強い
・欧米撤退後も残り、政治的に重要な企業に
・日本政府が大株主で、外交的な意味も生まれる