アイスが一番美味しくなる温度を調べてたらホシザキの売上に行き着いた件。
今回は、暑い季節にだらだらとアイスについて考えてたという話で、
自分用の覚書のブログです。
はじめに
冷凍庫から出したばかりのカチカチのアイス、
すぐに食べたくなるのをグッとこらえて「少し溶けるまで待つ」という方も多いのではないでしょうか?
実はその食べ方、感覚的なものだけでなく、理にかなったいくつかの理由があるようで、
それについて調べてたら、
気がつけば、
業務用厨房機器を製造・販売する日本のトップメーカー「ホシザキ」を調べてました。
前半は「アイス」
後半は「ホシザキ」についてゆるっとまとめます。
アイスが一番美味しくなる温度
1. 舌が甘みを感じやすくなる
人間の舌にある甘味を感じるセンサーは、
冷たすぎると一時的にマヒしてしまう性質があると言われています。
少し溶けてアイスの温度が上がることで、
本来の豊かな甘みをしっかりキャッチしやすくなるのかもしれません。
2. 風味がふわっと広がる
冷たい状態では閉じ込められていたバニラやミルクの香気成分は、
温度が上がることで空気中に揮発しやすくなるとされています。
少し溶かすだけで、口に入れた瞬間の濃厚な香りの広がり方が変わってきそうです。
3. 食感がなめらかに変化する
表面がじんわり溶けて空気と混ざり合うことで、
まるで専門店のようなソフトでなめらかな口当たりが楽しめます。
特に脂肪分の多い高級アイスほど、
この変化を実感しやすいかもしれません。
見極めは「スプーンがブスッと刺さる」瞬間で、
中心にスプーンが「むにゅっ」と刺さるくらいがひとつの目安になりそうです。
そう考えると、
あの有名な「サーティワン」のショーケースが気になってきました。
サーティワンのショーケースを調べてみたら。
日本の家庭用冷凍庫(JIS規格でマイナス18度以下)で売られているアイスはどれもカチカチです。
なのに、なぜサーティワンのアイスは手渡されたその瞬間からスプーンがブスッと刺さって、
すでに最高に食べやすい柔らかさなのか。
「お店のショーケースの温度設定が絶妙なんだろう。厨房機器メーカーの仕様書を調べたら一発で温度が分かるのではないか」
そう思い、
業務用厨房機器のデータを調べていくうちに、
ある驚くべき最新ニュースを突き止めました。
2026年春、ホシザキのニュース。
それが、2026年5月13日に総合フードサービス機器大手のホシザキ株式会社から発表された、こちらのプレスリリースです。
このニュースを読んで驚きました。
これまでサーティワンの店舗では、
扉の頻繁な開閉によって庫内に大量の霜が発生するため、スタッフが週に一回、手作業で霜を削り落とす過酷な業務を行っていたのだそうです。
アイスのデリケートな品質を守るため、
これまでは熱で霜を溶かすような自動霜取り機能(デフロスト)が搭載できなかったのがその理由でした。
それを解決するため、ホシザキはなんと!
「エバポレーター(熱交換器)を複数搭載し、1つを霜取りしている間、残りの熱交換器で庫内温度を保つ」という、
アイスの品質を絶対に落とさない特注仕様の量産機を開発したようなのです。
つまり、当たり前のように楽しんでいるアイスは、
ネットの一般的なカタログには載っていない、
ホシザキの最先端技術とサーティワンの徹底した品質管理の賜物だったわけです。
投資家目線でホシザキ(6465)を見てみたら
このニュースをきっかけに、
私は開発元である「ホシザキ(証券コード:6465)」という企業そのものに興味を持ち、財務データを調べてみました。
同社は時価総額7,000億円を超える東証プライムの上場企業です。
直近の決算でも過去最高の売上高を記録しており、
ビジネスは極めて絶好調。
実は売上の半分以上を海外が占めており、
特にアイスや氷の消費文化が根強いアメリカ市場が巨大な稼ぎ頭となっているグローバル企業でした。
それなのに、
海外でのコスト負担などを市場から警戒されている影響か、
直近の株価はなぜか驚くほど横ばいで推移しています。
企業の持つ技術力や実績という実力に対して、現在はやや割安な水準にあるのではないか——?
そう感じました。