騙される人は「有名人」が好き。

ブログ人生観, 詐欺

お金儲けの話を必死に探していると、
「騙そうとする人」と、
「騙されそうな人」と、
「騙された人」によく出会う。

1年で何人に会ったか分からないくらい、
詐欺まがいに色んな意味で関わった人に合う。

自分は親に「ドケチ」に育てられたので、
幸い詐欺師が寄って来ないのだが、
怪しいセミナーのようなものは無数にある。

そして、それらを見ていると、共通点があると感じた。

なので詐欺でよく使われるワードをメモしておいた。

「有名な人」
「あの人を知らない人はいない。」
「この辺りじゃ、みんな知っている有名人」

こんな感じのワードが出てきたら、
基本的に怪しい。

そもそも「みんな知っている」というが、
少なくとも俺は知らん。

ネズミ講あるある

基本的に「有名な人」という、

地元じゃ知らない人はいない的な存在が出てきた場合、

僕の経験に基づく偏見だが、
ネズミ講の可能性が99%くらいだと思って間違いない。

残りの1%は、そうじゃないと信じたい、
僕の気持ちである。

そもそも、なんで、
「金持ちで有名な人」が、
全く知らん人間に金儲けの極意を教えようとするのか。

意味がわからない。

そう思って聞いていると、

「あなたは運がいい」とか、
「今しかない!」とか、
「チャンスが巡ってきた!」とか、

神頼み的な言葉が出てくるが、
神に祈って儲かってるなら、
殆どの人間が即座に金持ちのはずである。

そして疑っていると、
この言葉の次に出てくるのである。

「いままで苦労してきたんじゃないですか?」
「苦労してきたから、チャンスが巡ってきたんです!」

と。
生きていれば、殆どに人間は苦労してる。

そして苦労してる人間は顔に出るので、
苦労してる最中か、どうかなんてことは、
見れば分かるのである。

なのに、「自分には運が巡ってきた!」
と勘違いをして、
詐欺られて、
更に苦労を重ねるのである。

そんな感じで、心の拠り所になるのが、
「有名な人」だったりする。

有名な人の存在感

悩んでる時に、詐欺師に合うと、
「有名な人」という人に合うことができる。

そもそも自分が知らない時点で有名なのか?
という疑問を持つこと無く、
自称「有名な人」に合う。

地元で有名な人に合うと、
一見おっとりしてそうな、
絶対に詐欺をしなさそうな人間が出てくる。

そして深みにハマっていく。

困っているのはお金が無いからだ。
という感じの当たり前の話になり、

儲けるためには軍資金が必要だ!
という感じの話になり、

何故か、その謎グループにお金を払うと、
儲かる方法が分かってくるというのだ。

そして、絶対に儲かる!
という謎の暗示にかけられて騙される。

騙されそうな人は救えない

僕は前に、
騙されかけてる人に気づかせようと思ったことがある。

僕なりの色んな助言をしたつもりだった。
しかし、コレが完全に裏目に出てしまった。

「有名な人」の信者になると、
有名な人を否定してる人間が敵に見えるようで、
もう誰にも止められないのだと知った。

宗教に近い感じで、詐欺師を崇拝し、
お金を貢ぐ事に生きる意味を見出していた。

本人がそれで幸せなら良いのかもしれないが、
傍から見ていて、幸せそうには見えなかった。

いつもお金に困っていた。

依存体質

なにかに依存する傾向が強い人ほど、
騙されやすいと感じた。

その依存先が「有名な人」で、
その人を信じる事が生きがいなのだと、
傍から見ていて感じたことだった。

だから、騙されやすい人は、
自分が騙されてるとも思ってないし、
依存してるとも気づいてない。

そんな物なのだろう。

だから、騙されてる人を「救う」なんて考え方が、
そもそも騙されやすい人の憩いの場を奪う行為なので、
助けようとすること自体がおこがましいのだと、
最近は思うようになった。

騙される人は騙されるので、
助ける術はない。

というか、助けるという考え自体が、
騙されてる人の人生観を妨害する行為になるので、
実質、助けられないのである。

自分だけを守る

価値観は人それぞれだ。

だから、自分が騙されないように。
自称「有名な人」に会っても、
いつも通りの自分を貫く事がきっと重要なんだと思う。